公益財団法人若狭湾エネルギー研究センターでは、令和3年度から企業の皆様等に利用いただける科学機器に、新たに7機種が追加となりました。
商品開発や品質管理における課題解決等に、是非、ご利用下さい。
◆追加7機種
デジタルマイクロスコープ / マルチチャンネル分光器 / クリーンゾーン形成装置 / ビーズ式細胞破砕装置
PCR用サーマルサイクラー / 高速液体クロマトグラフィー装置 / ゲル撮影装置
◆利用料
各機器 100円/時間
◆追加機器の概要
1.デジタルマイクロスコープ
倍率20倍から2,000倍まで観察可能なデジタル顕微鏡で、大きな試料のパノラマ画像の作成や、焦点深度可変連続撮影を用いた凹凸の激しい試料の鮮明な画像撮影、三次像構築が可能な装置です。
生物試料や電子基盤の観察、微細な部材の細部確認等、様々な材料の観察に使用することができます。
2. マルチチャンネル分光器
紫外線から近赤外線までの波長域をカバーするマルチチャンネル分光器と紫外可視域用光源から構成され、光ファイバーを使用することで光源部と検出部を自由に配置して測定することができる装置です。
試薬溶液や固形物など多様な試料に対して吸収スペクトル、蛍光スペクトル、反射スペクトルの測定に使用することができます。
3.クリーンゾーン形成装置
短時間でISOクラス1の極めて高いクリーンゾーンを作り出すことができる持ち運び可能な小型の装置です。
PCR作業時などに、他試料のDNAや空気中浮遊物の試料への混入防止、培養など無菌操作が必要な場面で活用することができます。
4. ビーズ式細胞破砕装置
破砕用ビーズを含むマイクロチューブを高速上下運動させることにより、組織や細胞を効果的に破砕する装置です。
動植物組織や微生物などの多検体を、エアロゾルやコンタミを生じさせず、温度上昇を抑えて短時間で破砕することができます。
5.PCR用サーマルサイクラー
極微量のDNA試料を、酵素反応を用いて短時間で数百万倍に増幅する装置です。32wellサンプルブロックを3基搭載しており、各々のブロックで独立したPCR反応を行うことができます。
6.高速液体クロマトグラフィー装置
有機化合物を含む溶液を、シリカ等を含むカラムに送出し、溶出速度の違いにより成分を分離後、紫外線吸収、示差屈折等により分離成分を検出する装置です。
紫外可視吸光度検出器、示差屈折率検出器、電気伝導度検出器、電気化学検出器を備えており、広範囲な有機化合物等を含む混合溶液の成分分析に利用することができます。
7.ゲル撮影装置
生物試料から抽出した核酸(DNA、RNA)や、DNA増幅装置で増幅したDNAの確認や記録をする装置です。
詳細はこちらをご確認ください。
◆問合せ・連絡先
公益財団法人若狭湾エネルギー研究センター 企画支援広報部
TEL : 0770-24-7273 E-mail:soudan@werc.or.jp
※科学機器一覧 http://www.werc.or.jp/outline/shisetsu/gaiyo/kikiitiran.html
※予約状況の確認 http://kikiyoyakusv.werc.or.jp