令和4年10月~12月期における「管内事業所景気動向調査」を実施致しました。
★調査期間:令和5年1月5日~1月16日
★調査対象:調査票にご回答頂いた98事業所(調査票回収率19.6%)
★調査結果まとめ
令和4年10-12月期の景気状況のDI値は、前期と比較して全業種平均で7.4ポイント上昇した。売上高のDI値については卸売業、小売業で上昇したと答える割合が高かったが、全業種平均では10.9ポイントの上昇であった。仕入価格のDI値については、まだまだ上昇圏内ではあるが、令和4年になって初めてDI値が全業種平均で10.8ポイント下降し、採算性についても7.8ポイント上昇した。
来期の景気状況のDI値については今期と比較して卸売業、小売業で30ポイントを超えて下降する見込みであった。売上についても全業種平均で22.4ポイント下降であったが、特に卸売業、小売業で50ポイントと大きく下降するとみられている。
仕入価格は業種によってDI値に違いがみられ、製造業、小売業でDI値が上昇見込みであったが、他の業種においては下降傾向にあった。採算性については、小売業と建設業で悪化する見込む割合が高く、採算性の悪化によるものと思われる資金繰りの悪化が小売業、建設業で予想されている。
事業者の方々の声(一部抜粋)
- 技能実習生の入国が遅れているため、人手不足で仕事がありながら生産上がらなくて資金不足となっている(製造業)
- アルバイト含めた人手不足(卸売業)
- インボイス制度施行に伴う採算悪化の懸念。仕入価格の大幅アップ(小売業)
- 材料光熱費の急騰でお手上げ(飲食サービス業)
- 人手不足、従業員の高齢化、資材価格高騰、資材の確保(建設業)
- 燃料高騰、運転士不足、夜間運行問題、運転士高齢化(その他)
※景況動向調査にご協力いただき誠にありがとうございます。引き続きご理解とご協力のほどよろしくお願い致します。