令和4年7月~9月期における「管内事業所景気動向調査」を実施致しました。
★調査期間:令和4年9月30日~10月14日
★調査対象:調査票にご回答頂いた105事業所(調査票回収率21%)
★調査結果まとめ
令和4年7-9月期の景気状況のDI値は、前期と比較して全業種平均で16.1ポイント下降していた。ただし、卸売業で15.4ポイント上昇した反面建設業では27.8ポイント下降と業種により上昇と下降が混在していた。 売上高のDI値についても全業種平均で5.2ポイント下降していた。
来期の景況・売上見通しについても今期と比較して小売業・飲食サービス業において特にDI値の下降を見込む割合が高く、全業種平均で景況が14.5ポイント、売上高が14.4ポイント下降する見込みである。
仕入価格のDI値に関しては、飲食サービス業以外の業種で多少の改善が見られたが、飲食サービス業ではDI値が16.7ポイントとさらに悪化した。全業種で仕入れ価格が上昇したと答える事業所の割合が高いことから、前期に引き続き仕入価格が高いままで推移していることがわかる。
採算性についても食品価格の値上がりによると思われる飲食サービス業の採算性が37.5ポイントの悪化と顕著であった。
事業者の方々の声(一部抜粋)
- 原油材料、人件費、電力の価格高騰、または為替の影響もあり仕入単価は上昇している。社内のコストダウンでは吸収できないレベル。しかしながら、価格競争が激化しているため製品の単価に反映できないのが現状。(製造業)
- 若手人材不足 原材料の高騰が問題(建設業)
- 仕入価格の上昇 転嫁できるかが問題(卸売業)
- 仕入高、材料高に加え、メーカー在庫がなくて販売できない(小売業)
- 人手不足が一番の問題(飲食・サービス業)
※景況動向調査にご協力いただき誠にありがとうございます。引き続きご理解とご協力のほどよろしくお願い致します。